釜ヶ崎・野宿者・市民(1985年記録)

低成長時代に追い、追われる者の共同性確認の試み

目次

1.野宿者−追われるもの

  京都駅における“浮浪者狩り”

  釜ヶ崎越冬支援を共通体験として

  余儀なき野宿体験の記録

  野宿者におびえをもたらすもの

  釜ヶ崎・野宿事情

  京都の日雇労働問題と野宿

2.市民−追うもの

『メシにたかるハエのように・・・』

  ご都合主義的な法の適用

  キップを持つ客が優先―京都駅

  企業利益防衛隊としての公安室

  治安維持優先−七条署

  地域住民として−追う

3.“繁栄する日本の名の下に”ー追い追われ

 ○『野宿者に人権なんて・・・』の声

  日本の繁栄と追われるもの

  繁栄の停滞と野宿

  繁栄の停滞と追うもの

4.低成長時代に追い、追われるもの

 ○ドブネズミ同然の扱いと人権

  見せかけの好況と野宿

  低成長時代のもたらしたもの

  単身者差別と市民の権利

  出会い−時代の風に吹き寄せられて

 

寿“浮浪者襲撃事件”が指し示すもの

 釜ヶ崎における差別事象差別事象増加の背景差別する側の存在不安共同の敵の発見と闘い

 

釜ヶ崎に住んで