寺島珠雄の部屋


▲浮游社 中西 徹氏寄贈(2011年11月9日)の色紙
 誰かの詩画展に出したものを買ったかもらったか不明。裏に日付なく、「寺島さんらしくない」とは中西さん、管理人がともに抱いた感想。
 旧蔵の書翰については、どこか著作でふれられていた気がするが、今にわかに思い当たらない。さて、なにに出てきたか・・・。
 字と選んだ文言に異存はないが、色紙としてはバランスを欠いているように思う。もっと、左に寄せて、天地を広く取るべきと。
 それに気づかぬ寺島ではないと思うが、新聞紙で下書きし、根がつきて、 「まあいいや」としたか、色紙を買い直すゼニがなかったか。
 それとも、ぶっつけ本番???


この「寺島珠雄の部屋」は、管理人(松繁)の独断と偏見による寺島さんの紹介頁です。

「寺島珠雄」について、サクサク知りたい方は、とりあえず「寺島珠雄事務所」のホームページをご覧下さい。

2011年10月現在「寺島珠雄書誌目録刊行会」が設立され、第一次書誌目録が刊行されています。今後一年をかけ完成の見込みです。刊行会の活動についても、紹介していきます。

 寺島珠雄さんは、「詩人」ということになっているので、詩の紹介もしていきたいと思っています。
 『釜ヶ崎 旅の宿りの長いまち』の初出一覧末尾でも、「詩は発表の場所が変わるたびにどこか手を加えたくなる」と寺島さん自身が書かれているように、同じ表題の詩でも、「部分的な改変と加除」が多いようです。
 どれを定稿にするか決めるのは本人ですが、「定稿詩集」がないようなので、発表の時間軸で紹介し、最終のものを、「定稿」と判断するしかないようです。資料の集まり次第ですが、できる限りこの方針で紹介したいと考えています。
 なお、「寺島珠雄の部屋」における寺島さんの詩の全文紹介は、寺島珠雄事務所から了解を頂いています。寺島珠雄事務所のご理解に感謝致します。


著作簡単紹介

雑誌掲載

工人公語 釜ヶ崎近況   寺島珠雄 朝日ジャーナル 1970.9.20
集団の発見33 釜ヶ崎医療を考える会  寺島珠雄  1973年9月『現代の眼』
釜ヶ崎 ’74−冬〜春 “ケタオチ”の日常を切開する 寺島珠雄 1974年4月『現代の眼』

ぶらつく武良徒久・・・黒色或は散策

 「ぶらつく」は、1945年11月に千葉県で発行された雑誌。第5号まで発行されたようです。寺島さんから手渡されたコピーによる紹介です。
  目次には石川三四郎、高橋新吉、西山勇太郎、木村艸太、秋山清、大門一樹等の名前が見えます。
 なお、大木一治が寺島珠雄で、大木静雄はお兄さんです。(大木一治はオオキカツハルと読む、らしい)