2008年10月13日 バグパイプ in 釜ヶ崎
釜ヶ崎を照らす音の行進
英国人ら80人がバグパイプ演奏
「元気が出た」「明るうてええなあ」。海外から来阪したバグパイプ演奏者ら約80人が12日、スコットランドの伝統衣装姿で大阪市西成区の釜ケ崎地区をパレード。勇壮なバグパイプとドラムの生演奏が沿道の労働者や街を活気づけた。
大阪市住之江区の住之江公園で同日始まったバグパイプの祭典「パイプフェストジャパン」の一環。日本初開催で、スコットランドのほか、香港、フランスなどからメンバーが参加。主催した大阪のラムゼイ・パイプバンドと共演した。
釜ケ崎のパレードは、労働者が同公園の草花の世話や清掃をしている縁で実現。あいりん労働福祉センターを出発し、約30分間の国際交流を楽しんだ。
スコットランドのバンド団長、リチャード・スミスさんは「ダウンタウンで演奏できてよかった」と話していた。
同フェスタは19日まで。関西国際空港などで演奏を予定している。【松本博子】2008年10月13日毎日新聞27面
毎日新聞記事写真