天満宮

天満宮(天下茶屋3丁日99)

当社の創始年月は不詳であるが、茶道中興の祖武野紹?が茶室を構えた紹?の森の地である。社は北野天満宮の分霊を勧請し菅原道真公を祀り、一に子安天神、子安天満宮といわれる。これは社殿東方の樟樹のもとに霊石があり古来子安石と称し、妊婦がこれに祈ると安産のご利益があるとして寳者集ったためで、豊臣秀吉も住吉詣の途次参詣し淀君懐妊の時、ひたすらその平癒を祈願したと伝えられている。現在の社殿は昭和12年の新築落成であるが、もとの社殿は元禄15年の造営である。

明治5年村社に列し、40年12月南区阪町の無格社天満宮を合祀した。

祭神 菅原道真公

境内社 八幡社・天照皇大神宮社・稲荷社

社殿 本殿木造銅板葺平家建

ほかに拝殿・幣殿・神楽殿・社務所・絵馬舎

氏子地域 山王町1−4丁目、松田町1・2丁目、聖天下1・2丁目、天神森1・2丁目、天下茶屋1−3丁目、北吉田町、南吉田町、有楽町、松原通1−3丁目、岸松通1・2丁目(以上西成区)、共立通1・2丁目、丸山通1・2丁目、松虫通2・3丁目、相生通2・3丁目、橋本町一部(以上阿倍野区)

祭祀日  春祭 3月25日 夏祭 7月24・25日 秋祭10月24・25日
     初天神 1月25日
(西成区史)