【 昭和62年2・3月定例会常任委員会(民生保健・通常予算)-0303日−02号 】

◆薩摩夘三郎委員 

 先ほどちょっと関連ありましたけれども、最近、不況になってまいりますと、全国各地から大阪に、浮浪者といいますか、職業のない方が相当流れ込んでいるわけでございまして、町のあちこちにおるわけでございますけれども、ベスト5といいますか、大体何区に多くというふうにワースト5といいますか、多い順番に5つの区ほどを教えていただきたいと思います。

◎宇田民生局福祉部保護課長 お答え申し上げます。我々数字を定かにつかんでいるわけではございません。我々が関係しております大阪府警さんのお話によりますと、一番多いのが西成区だそうでございまして、2番手が天王寺区、それから浪速区、これがベスト3といいますかワースト3、あとは南区、北区、こういう順番になっているようでございます。

◆薩摩夘三郎委員 昨今、城下町と言われる各地におきまして多くの解雇といいますか、そういう中で職を失った方を含めまして、大都市に職を求めてくる。職があったらいいんですけれども、職のない形でいろんな問題が発生してきます。

 現実、私どもの東区は先ほどのワースト5に入れていただいていませんけれども、現実既に地下鉄と京阪の駅などに相当おられる。しかも、こういうふうに私鉄と大阪市交通局との接点というふうなものは、私鉄と交通局と両方が、自分とこにおれへんかったらいいという雰囲気での対策というふうにお見受けするわけでございますが、元交通局長もなさった助役さんはよく私鉄ともご相談なさって。

 ご本人自身もつらいでありましょうが、それを横に見ている人々とか衛生上の問題からも、こういう不況になってきますとこの問題は放置できませんので、十分対策をしていただきたい。こういうことを申し添えておきたいと思います。

◆柳本豊委員 早速ですが、民生局、環境保健局、それに環境事業局所管の事項について順次質問させていただきたいと思います。

 先ほどは、東区のほうにも野宿者がまたがっているそうでございますが、私どもは西成区でございます。西成区が野宿者の起源であるのか、あるいは、東区は古い街でありますから、案外東区が野宿者の起源なのかもわかりませんが、いずれにいたしましても、野宿者の問題、西成区のあいりん地区の問題、これが1点。

まずあいりん地区の問題でございます。このあいりん地区の問題は、これまで多くの先輩議員がさまざまな点から質問してまいりました。私の弟でございます柳本卓冶もその1人であります。私自身も、当然、地元の議員としてこの問題についてなみなみならぬ関心を抱いてまいったのであります。

 私が思いますに、このあいりん地区が象徴するものは、何も大阪市だけではなく、東京もニューヨークもロンドンも、いわは世界中の大都市がひとしく抱え込んでいるものであり、それだけに、まず質問に当たって、これまであいりん地区の問題に辛抱強く取り組んでこられた市当局、ことに現場の職員のご努力は深く多とするものであります。

 私としても、あいりん地区の問題が先般までの状況であれば、先輩議員諸氏の質問と重複することから、あえて質問することはないわけでございますが、近ごろはこの地区の住民の年齢層にもかなりの変化が見られると聞き及んでおります。つまり、最近は、関西新空港の事業、花と緑の博覧会、学園都市建設事業等を当て込んで、全国からかなりの労働者、それも比較的若い者が流入しているということでございます。

 そこでまずあいりん地区の日雇い労働者の状況とあいりん地区対策の現況についてご説明願いたいと思います。

◎宇田民生局福祉部保護課長 お答え申し上げます。まずあいりん地区の労働者の現況でございますけれども、委員ご指摘のとおり、関西新空港建設工事あるいはまた関連工事への期待から、日雇い労働者の数が確かにふえてまいっております。

 あいりん公共職業安定所の調べによりますと、日雇い労働者の持っております雇用保険日雇労働被保険者手帳、通称「白手帳」と呼んでおりますものでございますけれども、それの有効数が増加しております。

 参考までに数字を申し上げますと、59年の3月に1万5,600の発行数がございましたけれども、6110月には2万4,200ということで、この間2年半ほどでございますが、約8,600人が増加していると言われております。

 ただ、新規流入者の純増ということではなくて59年の9月から、求職者給付金、あぶれ手当と俗に言われているものでございますけれども、それが4,100円から6,200円に上がったということがございます。従来、この地域にも高賃金を取得しておりました有技能労働者がおられまして、こういう方たちは保険に加入しておらなかった、そういう人が多かったと聞いておるわけでございますが、手当が高額になりました関係で、それに魅力を感じたと申しますか、そういうことで取得するようになった人が多くなってきている。これも先ほど申しました8,600人の増加の要素の1つではなかろうかと思っております。

 ただ、先ほど委員のほうからお話のありました年齢構成でございますけれども、これもあいりん公共職業安定所の調べでございますが、20歳代が2.2%、30歳代が19.4%、40歳代が40.3%、50歳以上が38.1%ということになっておりまして、地区全体として高齢化現象が見られるようになったと思われます。

 次に、現在実施しております福祉対策の現況でございます。地区に居住しておられる方々が決まった住居を持たない日雇い労働者の方が多いということから、主に更生相談所におきまして生活保護法によります保護の実施、あるいはまた、あいりん相談室での相談業務、また、あいりん銀行の運営、日雇い労働者の方々への福利厚生資金の支給、越年対策事業などを実施しておるところでございますし、医療面につきましては、大阪社会医療センターで診療事業を行っているところでございます。

 以上でございます。

◆柳本豊委員 あいりん地区の現状は年々向上しているとは思うんでございますが、先ほどの説明の中にあった越年対策事業についてお尋ねいたします。

 この事業は、高齢や病弱のため、十分な就労ができずに、その日暮らしを余儀なくされていた人のうち、年始年末に仕事がないため、自分自身の力で正月を越せない人たちを大阪市が臨時に宿泊所を設置して入所させ、その世話をするというもので、私も非常に関心を持っております。

 去年の1229日に、入所に関する相談業務を行っている更生相談所を私は視察させていただきました。その日は浜口委員長も視察され、その実情はご存じだと思いますが、民生局職員をはじめ応援の方々のご苦労は大変なものでございました。

 ところで、この事業は昭和46年度から実施されていると聞いておりますが、今年度の実施状況はどうであったのか、お答をお願いいたします。

◎宇田民生局福祉部保護課長 お答え申し上げます。今年度の越年対策事業でございますが、1229日と30日の両日に面接相談を行いまして、1,380名の方が相談にお越しになったわけでございます。そのうち937名の方を臨時宿泊所のほうに入所させたところでございます。

 この施設の開設の期間でございますが、申しました1229日から1月7日までの10日間、主に南港に設けております臨時宿泊所を利用して実施をいたしました。

 入所者数につきましては、最近4年間ほぼ横ばいの状態で推移しております。

 この事業に従事しております本市の職員は、面接相談業務とか施設業務をあわせまして、延べ490でございます。

 また、この事業を行います事業費でございますけれども、施設の建設費、入所者の処遇費あるいは施設の管理費などあわせまして、約1億4,000万円でございます。

 以上でございます。

◆柳本豊委員 毎年、臨時宿泊所の建設や多数の職員を動員しての事業でありますが、他都市からこの事業を目当てに流入してきているとか、年末年始はこの事業の世話になることをあてにして浪費するとか、甘えを助長している面もあるのではないかと思うのであります。

 あわせて、臨時宿泊所を建設されておる南港地域は港湾局が造成したものでありますが、いつまでも利用することは不可能であると思います。

 そこで、今後の越年対策についてどのように考えておられるかお尋ねいたします。

◎吉田民生局福祉部長 お答えいたします。越年対策事業の見通しでございますけれども、非常に難しい面がございます。と申しますのは、相談者数とか入所者数の動向が社会経済情勢に非常に影響されることが多ございまして、あいりん地区の日雇い労働者の不定安な就労が続く限り、何らかの対策が今後とも必要ではないかと考えておる次第でございます。

 とりわけ南港の宿泊所の建設用地でございますが、委員ご指摘のとおり、港湾局の土地を利用している関係がございます。いつまで利用できるか予測できな情勢にあります。

 また、用地問題もさることでございますけれども、越年対策につきましては、日常的な生活指導の充実とともに、更生施設とか救護施設などの恒常的な施設を整備することによって対応できるようになることが望ましいとも考えているところでございます。

 したがいまして、更生相談所での各種の相談事業や入院などの対応、また施設の入所措置などに力を注いでまいりたいと考えておりまして、施設整備につきましても、昭和62年度で200名定員の救護施設の建設計画も持っておるところでございます。

 いずれにいたしましても、今後の越年対策は、そのあり方とか規模、臨時宿泊所の設置方法やその場所につきまして、関係機関とも協議、検討してまいりたいと思いますし、より実効の上がるものにしてまいりたいと考えておるところでございます。

◆柳本豊委員 越年対策事業についてお尋ねしてまいりましたが、このような気の毒な人の世話に精励されている市の職員の方々のご努力は多としつつも、これまでの越年対策事業そのもののあり方はいかがなものか、大いに疑問を感ずるものであります。

 と申しますのも、常識的に考えてみましても、1年のうちわずか10日間で1億4,000万円使っている。これが昭和50年から累積しますと、10年間、わずか100日で14億円支出していることに相なるわけでございます。また、次年度には新たにプレハブ住宅を仮設する。これはどう見ても前向きの施策とは申せないわけでございます。

 それよりも、これだけの予算を使うならば、もっと定着性と恒久性のある施設をきちっと建てて、計画的に使用することにしたらどうなのか。そのほうがはるかにあいりん地区労働者のためになるのではないかと思います。今後のあいりん地区の大きな課題として、ぜひ前向きかつ計画的に取り組んでいただきたく要望いたしておきます。

◆高野光男委員 民生局にお尋ねしたい。

 今柳本委員が言うたことは、私が累年言うてきたことである。南港地区はいつの日か全用途が決まってしまう。その時には一体どこへ持っていこうと考えているのか。これがまず第1点。

 第2点。あなた方民生局の者は直接知っとっても、なかなか外部に伝わらん。しかし、南港地区に近寄って皆望遠鏡で見とるわけや。ポケットウィスキーかなんか持ってきて、みんな酔っ払っておる。もしもあの酔っ払いがこっちへやってきたらという恐怖感がある。私はこのことは民生局にも、櫻木君が局長の時分からずっと言い続けてきた。もし傷害事件等の問題があったらどうする。

 第3点。今柳本君が言うたように、非常に給与がいい。お正月は赤飯で鯛がついてある。神戸や名古屋あたりからどんどんやって来ておる。他都市の労務対策まで大阪市か引き受けるというそういう立場にあるのかどうか。

 これは特に大阪府を名指しで私は糾弾したい。これは労働問題である。民生問題ではない。府の労働部はどういうことをやっとる。こういう仕事は、私は将来大阪府の労働部に肩がわりさせるのが当たり前だと思う。そういう点、どうか。一遍返事をしてください。

◆柳本豊委員 引き続きあいりん地区の問題で、環境事業局のほうにお伺いしたいと思います。

 その1つは、この地区を歩いた方はお気づきと思いますが、空き瓶、空き缶、紙くずが至る所に散乱している上に、常に異臭がしているわけであります。幹線道路は環境事業局が、また生活道路は住民が清掃することは承知しておりますが、あいりん地区の一部の地域では、地域町内会の有志などが中心となって清掃を行っているようでありますし、そのほかにボランティアでごみ集めをしているのを見かけることもあります。

 ご存じのように、あいりん地区においては、簡易宿泊所の住民がほとんどであり、一般地区において住民が生活道路を清掃するのとは違い、ごみの出る量も相当なものであります。

 さらに公衆便所の問題であります。あいりん地区の公衆便所は非常に汚いと思います。汚れが目立ち、あまり用をたす気になれない。環境事業局においてもごみの回収や公衆便所の清掃に努力はされていると思いますが、一般地域とはかなり状況が異なっております。

 2つ目は地区内の街灯の照度の問題であります。ある程度は整備されておりますが、まだ照度の低い所もあり、夜間通行の際支障のある所も見受けられます。街灯の問題は土木局の所管でありますので別の機会に譲るとして、地区の清掃について、収集回数をふやすなどして、ごみが捨てられないくらいきれいに、汚さない習慣をつけるべきであると思いますが、局の考えをお聞きしたいと思います。

 また、公衆便所についても、まずきれいに清掃し、管理することが大切であると思っております。さらに、施設の整備に当たっては地域の実情に応じて実施すべきであると思うのですが、環境事業局では現在どのように管理されているのかお伺いいたしますとともに、今後の整備に当たっての見解もあわせてお聞きいたしたいと思います。

◎西村環境事業局業務部業務課長 お答えいたします。あいりん地区における環境美化についてのお尋ねでございます。

 当局におきましては、あいりん地区の環境美化対策としまして実施しておりますのは、道路清掃や不法投棄ごみの処理及び公衆便所の維持管理などでございます。

 まず清掃につきましては、堺筋平野線等の幹線道路は道路スィーパーによりまして毎日清掃いたしております。また、歩道や植樹升等に捨てられております空き缶や紙くず等の散乱ごみにつきましても、一定のコースを定めまして、直接人手による除去作業を毎日行っております。このほか、いわゆる不法投棄ごみにつきましても、常習的な場所を中心に、その早期処理に努めているところでありまして、昭和60年度におけるこれらの処理量は約580トン、日量にいたしましておよそ2トンにも上っている実状でございます。

 ただいま委員のご指摘がございましたとおり、当局といたしましてもあいりん地区の美化対策は重要な事業であると考えており、他地区に比べて重点的な取り組みを行っているところでございますが、実際の効果がなかなか上がっていないのが実情でございます。

 また、地元町会や婦人会などにおかれましても、ボランティアによる清掃活動などのご協力をいただいており、私どもといたしましても感謝いたしているところでありますが、ごみの不法投棄や散乱が後を絶たず、苦慮しているところでございます。

 さらに、公衆便所につきましては、現在、地区における実情に合わせまして7カ所設置するとともに、その清掃につきましても毎日午前と午後の2回実施しておりますが、その効果が上がらず、ご指摘のとおり日々の汚れがひどく、利用しにくいといったことも否定し得ないところでございます。

 そうしたことから、今後あいりん地区の環境美化、清潔の保持につきましては、委員ご指摘の趣旨を踏まえ、当局といたしましても、地区の清掃につきましては、地元の皆様方に門前清掃などのご協力をいただきながら関係機関とも連携を密にし実施することとし、また、公衆便所の整備のあり方につきましても、地区の実情を十分勘案し、研究するとともに、創意工夫をこらしまして、より実効の上がるように努力してまいりたい。このように考えておりますので、どうかよろしくお願いいたします。

◆柳本豊委員 清掃の回数のほうも、1日1回というんじゃなしに、1日に数回というような感じでふやしていただきたいと思います。

 また、公衆便所のほうも、地域の実情に合った公衆便所。というのは、通常の日本式の公衆便所というのではなくして、あいりん用の公衆便所というようなものを考えていただいてはどうだろうかというように考えるわけでございます。

 このようにいたしましても、あいりん地区の問題は一朝一夕に解決できるものではないということは十分承知しておりますが、この地区の住民が全国から流入してくる日雇い労働者であるということを考えますと、労働対策を基本に置いて、福祉、医療、環境整備などの対策が有機的に機能する総合対策が必要であろうと思います。

 また、先ほど高野議員が指摘されましたように、国、大阪府に対して、大阪市として、この地区の問題解決のため働きかけることが必要ではないかと思います。

 以上の点を勘案いたしまして、民生局長はいかなるお考えをお持ちでしょうか、お伺いいたします。

◎岩田民生局長 ただいま柳本先生並びに高野先生からいわゆるあいりん対策につきまして、越年対策も含めまして、具体的にご指摘があったところでございます。委員ご指摘のように、あいりん地域が抱える問題につきましては、冒頭におっしゃいましたように、大都市に固有の問題でございまして、東京とか、規模は違いますが横浜、あるいは名古屋等にも同じような状況が出てまいっておる実態でございます。

 しかしながら、大阪の場合、ただいま課長がご答弁申し上げましたように越年対策におきましては、ここ数年収容人員が約1,000人といったことで横ばいの状態でございますが、これにつきましては、我々としても本当に援護を必要とする人々に限って措置をするといった状態で、厳しく対応している実態があるわけでございます。

 委員ご指摘のように、この問題は労働問題が基本にあるところでございます。そのほか、福祉、医療、環境の整備の問題が総合的に結びついて対策を講じていかなければいけない。そういった意味で、大阪市はもちろんでございますが、大阪府あるいは国に対してもこの対策に取り組んでもらわなければならないと考えておるわけでございます。

 現実には、私どもといたしましては、従前から大阪府、府警本部、大阪市、いわゆる三者におきましてあいりん対策三者連絡協議会を設けまして、それぞれの分担において施策を進めているわけでございます。また、民生局といたしましては、昭和45年には、あいりん総合センター内に、医療対策を進めるための社会医療センターを設けました。あるいはまた、46年にはこの地域に福祉事務所的な更生相談所といったものも設けまして、日常的に生活指導等も行いなから、福祉対策を進めてまいっておるわけでございます。

 しかも、民生局以外いろいろの方面の問題があるわけでございますので、いわゆる大阪市あいりん対策連絡会議を設けまして、福祉、医療、環境整備等の面におきまして総合的な対策を講ずるように検討いたしておるところでございます。

 越年対策の問題でございますが、今ご指摘がございましたように、南港地域につきましても利用が進められておりますので、いつまで利用できるのかといった問題もございますし、高野委員ご指摘のように、南港の地域住民の方々に対しまして大変ご迷惑もおかけしておるといった実態もございます。

 しかしながら、越年対策を実施するに際しましては、私ども細心の注意をもちまして、地元警察にも協力を要請し、我々も警備員の相当数配置いたしまして、トラブルのないように努めてまいる所存でございます。

 いずれにいたしましても、あいりん地域の諸問題を解決するに当たりましては、高野委員からご指摘がありましたように、労働問題が基本になるわけでございます。したがいまして、大阪府に対しまして、これら対策につきまして強力に要請してまいりたいと考えております。

 また、冒頭申し上げましたように、大都市固有の問題もございますので、そういった都市との連携も進めまして、国に対しても総合対策を樹立する、あるいは財源的な援助もお願いするといったことでこれまでも要望いたしております。また、市会の皆さん方のご協力も得まして、これまでも要望を続けておるところでございますが、今後ともよろしくお願いいたしたいと思います。

 いずれにいたしましても、私ども、労働対策の問題も含めまして、福祉、医療、環境整備等各方面にわたる対策が必要でございますので、今後とも真剣に取り組んでまいる所存でございます。よろしくご理解いただきたいと思います。

◆柳本豊委員 このあいりん地区が抱える問題はその地域性から多種多様にわたり、行政当局が解決に向けなされている努力がなかなか報われない状況であることは私も理解いたしているわけでございます。

 しかし、国、府へ働きかけることはむろん、本委員会へご出席いたしております民生局、環境保健局、環境事業局をはじめ関係機関のあいりん対策の積極的な推進に期待し、次の質問に移らせていただきたいと思います。