【 平成12年9月特別委員会(オリンピック招致)-09月07日−01号 】
◆公原賢司委員 今、ずっといろいろ質疑しておる状況を聞いておりました。これもいわばこの間の正式立候補都市に承認されてよかったな。いよいよこれからは、来年の7月に向けての2008年の開催決定やということに力を注ぎたい、また、注いでいきたいという熱意のあらわれではないかなというふうに思うんです。
そうした中で今まで質疑がなかったんですけども、今後のスケジュールで来年の2月から4月にかけてIOCの評価委員さんなんかが大阪へ視察に来られる。また、きれいな美しい大阪で、最高のスポーツ競技を通じて、青少年に夢と希望と感動を与えるというオリンピックからいうと、今大阪で一番の問題になっておるホームレス問題、青いテント、こんなんは来年の2月に来るIOCの評価する委員さんたちに余り影響はないのかな。あるとすれば、招致委員会としてこれはどうしたらいいのか、どうしてほしいなというふうに思われているんか、この1点だけに絞ってホームレス対策、ホームレス問題についてちょっとお聞かせいただきたいなというふうに思います。
◎山田オリンピック招致局長 このホームレス問題につきましては、オリンピックがあろうがなかろうが本来、今日的な非常に大きな社会問題でございますので、この対応策と申しますか、解決策と申しますのは、根本的に非常に重要な問題であろうと我々認識するわけでございます。かつまた、今全庁的に市長を初めとして、このホームレス問題の解決に向けて皆様方のお力添えもちょうだいしながら、国会議員の先生方にも陳情等を再三行い、あるいは予算要望も行い、一定の今対策をとられつつあるものだと我々は認識いたしております。
来年2月、4月に評価委員会が実地調査をされるわけですけれども、オリンピックの招致にかんがみまして、やはり大阪のまちが非常に市民が安心して暮らしておられるというような状況、あるいはまちの美観といった観点からも、このホームレス問題はゆゆしき問題であるという認識は持っております。
したがいまして、オリンピック招致担当者といたしましても、このホームレス問題の解決につきましては、関係局にいろんな形で御要望も申し上げお願いも申し上げ、また我々も一緒に解決に向けて努力をしていかなければならないというふうに考えております。