【 平成13年度決算特別委員会(一般)平成141112-1122日−05号 】

江川繁委員

それでは、次に、ホームレス問題の抜本的解決に向けて質問をさせていただきます。

 これも時間のことがありますので、今、民主・民友の方も議論をされましたけども8,660名、平成10年、1998年の8月の時点から1万人をはるかに越えてると言われております。こういったホームレス問題の解決は、大阪市にとっても人道的にも本当に大事な課題だと思いますが、その抜本的解決に向けて、私は一昨年の決算委員会でも提案もいたしましたが、1つは緊急雇用の確保を拡充すること。2つ目が生活保護の適用を、法の基準に基づいてやっていただいたらそれでいいんですけども、どうも厳しくカットされるそうですが、こういった生活保護の活用の拡大、これが2つ目のポイントだと。とりわけ生活保護を受けるか、働くかとこういう関係ではなくて、働く中で収入は少ないけれども後の分を生活保護で適用すると、こういった形の柔軟な対応も必要だというふうに思っています。

 3つ目が簡易宿泊所の活用を、経営者の声を聞いて、そして福祉アパート化とか今やられておりますが、どんどんやっていく、これが今のホームレス問題の、大阪市が抜本的に解決する一番の決め手だというふうに思ってます。こういったことも含めて、どのようにこれを進めているのか、お答え願います。

◎東健康福祉局福祉本部生活福祉部野宿生活者対策担当課長 お答えいたします。

 委員御存じのとおりかと思いますが、ホームレスの自立の支援等に関する特別措置法が本年7月末に成立いたしまして、8月7日に施行されたところでございます。この法律によりますと、まず国がホームレスの実態に関する全国調査を実施し、それを踏まえて基本方針を策定することとされており、また国の基本方針に即して都道府県や大都市等が実施計画を策定するものとされております。

 本市といたしましては、大阪府とも十分連携を図りながら、国の基本方針策定後、速やかに実施計画が策定できるよう、野宿生活者対策推進本部のもとに取り組んでまいりたいと考えております。以上でございます。

     江川繁委員 しっかり頑張っていただきたいと強く要請しますが、一つ私の地元で、先日もちょっと質疑がありましたけども、長居公園の仮設一時避難所をめぐっての話がありましたが、私もできるだけ、もう19名ということですので12月までにこれを解決していただきたいと思っておりますが、それと公園の8つのテントが今まだ残っておりますけども、これも一日も早い解決ということに頑張っていただきたいと思いますが、この点についてはどうなのか、お答え願います。

◎蜂屋ゆとりとみどり振興局総務部公園施設管理担当課長 お答えいたします。

 委員御指摘のとおり、長居公園内には現在、8軒のテント・小屋掛けが残っておりますが、公園事務所では日々巡回監視を行うとともに、自主撤去するようテント所有者に対し、指導勧告をいたしております。

 長居公園を元の姿に戻すことは、これまでから地元の皆様の強い要望でございます。残存するテント・小屋掛けの撤去につきましては、仮設一時避難所の収束状況を踏まえながら、関係先と連携して取り組んでまいりたいと考えております。

◆江川繁委員 一日も早い解決をよろしく、またあわせてホームレスの抜本対策、前向きによろしくお願いします。