【 平成15年2・3月定例会常任委員会(建設港湾・通常予算)-03月07日−05
◆高野伸生委員 つい3月2日の日曜日に、テレビでも放映されましたけれども、大和川・石川クリーンキャンペーンという大きなイベントがございまして、約1万 4,000人の方が参加するという、そういうようなクリーンキャンペーンもございました。
私どもの地元の方も出られたようでございますが、前回もそうだったんですけども、これちょっと私とこの地元の問題になるんですが、この大和川の堤防沿いに、ちょうど南海本線の両側の堤防敷に、軒数にしたら約10軒のかなり大きな構築物が建てられております。何かと申しますと野宿者の方なんですが、堤防の真上に、ただのブルーテントだけじゃなしに、何か柱を立てたような形の構築物を建てられておりまして、自動車のバッテリーなんか持ってきて、エアコンつけたり、何か鶏も飼ってまして、犬も住んでおります。
実はこのあたり、我々住之江区の人々が2年前から8月のお盆のときに精霊流しの受け付けの場所になってるんですが、テント張って。そこが非常に邪魔になって、その河川敷のとこで人が交錯して非常に、まだ歩道がちゃんと整備されておりませんから、車通って危ない場所になっております。
野宿者対策というのは、大阪市でもいろいろ長居公園、大阪城公園等で取り組んでおりますが、こういう堤防の上の問題についても、直接大阪市が管理してる場所でないとはいえ、やっぱり市民の人が、そういう交通安全の問題で問題になってるということは、これ放置できないんじゃないかなと私思うんですけども。適正な施設管理をするように、やっぱり国にもっと訴えてもらわなきゃならないと思いますが、この点どうでしょうか。
◎角谷建設局管理部道路管理適正化担当課長 お答えいたします。
ただいまお話のありました野宿生活者の物件につきましては、国土交通省の大和川工事事務所が管理いたしております1級河川である大和川の河川敷に建っております。
大和川工事事務所に確認いたしましたところ、野宿生活者への対応といたしまして、小屋掛け等に対して、公共施設の無断使用に当たる旨、指導等を行うとともに、出水期の危険性についても周知を行っていると聞いております。
当該場所は本市が管理する施設ではございませんが、大阪市域の問題であるという観点から、大阪市野宿生活者対策推進本部のもと、野宿生活者問題の解決に向け、国と緊密に連携をとっていくことが必要であると認識しております。
この趣旨を踏まえまして、本市といたしましては国の大和川工事事務所に対しまして、適正な施設管理が図られるよう強く要望してまいります。
◆高野伸生委員 本当に、この堤防敷というのは河川法とか、そういう法律で非常に管理が厳しい場所ですから、私まだ議員なりたてで、あんまりよくそういう知識を知らないもんで、工営所に堤防敷の近辺の方から頼まれて街路灯立ててもらう話をしたら、簡単に断られた経緯があるんですが、何でそんなとこに街路灯立てられへんのかなと思ったんですが、やっぱり堤防の上に物をつくるとか建てるというのは、基本的に治水の面から許されないことなんです。
だから、そういうことも踏まえて、やっぱり国の管轄の工事事務所にしっかりと適正な管理をやってもらうように強く要望してもらいたいと思います。