【 平成17年7月常任委員協議会(交通水道)-0727日−02号 】

       奥野正美委員 

 今後のあり方について、十分慎重に−−これ、もう2回目やからね−−と言いながら、いろんな選択方法は思い浮かべたらあることはありますね。例えば、賃料入札による再コンペの実施とか、あるいは建物を残したまま売却するとか、公共施設として再利用できるならば考えてみるとか、また建物を撤去して更地化した上で土地を売却するとか、売却しないで都市公園といったら、これホームレス問題がかかるということであれば、例えば都市農園にするとか、いろいろ考えられるかなとも思ったりするんですが、今言いましたようなそれぞれの場合のメリット、デメリット及び費用対効果はどのようになるのか、今わかる範囲でお答えください。

◎大矢交通局総務部資産活用担当課長 お答え申し上げます。

 まず冒頭に、再コンペの実施につきましては、これにより新たな事業を展開する事業者が出てくれば、私ども交通局の土地及び建物の所有権が留保できますので、附帯事業の本質でございます本来事業の健全な運営に資すること、こういった点が可能になると考えておりますが、これまでの経緯からいたしますと、あるいはまだ退店に応じていただけなかったテナントがいらっしゃると、こういう状況をかんがみますと、現状のままではどの程度の応募があるのかと、こういった点につきましては懸念せざるを得ないと考えております。

 また、建物を残したまま売却するということにつきましては、実行できますれば、経費をかけることもなく、一定の収入確保ができることに加えまして、今後の維持管理経費も不要となってまいりますが、果たしてテナントが入っている建物を購入する方が出ていらっしゃるのかどうなのか、また出てこられたといたしましても、期待するほどの売却額になるということにつきましては不明であると考えております。

 また、公共施設として再利用することにつきましては、新たな資本投下と維持管理費が必要となりますので、ああいった建物の形状で目的に合致する公共施設があり得るのかどうかという問題もございまして、公共施設としての実現性は不明であるかと考えております。

 また、更地といたしますことにつきましては、既存テナントをどうしていくのかという問題もございますし、また多額の撤去費が必要となるため、今後の大きな利益が期待できないかと考えております。

 いずれにいたしましても、フェスティバルゲートの今後のあり方につきましては、既存テナントの皆様方の意向や契約期限の問題もございますので、内容や時期など、あらゆる点につきまして慎重に検討してまいることが必要であると、かように考えております。よろしくお願いします。