【 平成17年3月定例会常任委員会(文教経済)-0225日−01号 】

◆永井博委員  2,000万円。そうすると、4面ですから 8,000万円要るわけですね、新たにもしやろうとすれば。今、大変な時期に来てますね。端的に申し上げて、むだな税金を使うなと。撤去するなと。いつでも撤去することはできるやないかというように言われてる方もたくさんおられますよ。

 アンツーカーコートを残して、そして我々が考えていることは、その先、地域の方々にも公平に使わせてもらえるようなコートにしてもらったらいいじゃないか。いわゆるローンテニス倶楽部の方だけが使うんでなく、公平に厳密な抽せんの上で順番に使わせてもらったらどうだという方もおられますね。

 今、靱公園へ行っていただいたら、ブルーテントの銀座ですよ、御存じですか。アンツーカーコートを撤去して、植栽であろうと緑化の計画であろうと、いろいろ計画をされていかれても、またぞろ次のブルーテントの疎開地になりはしないかと、こういう深刻な心配をされている方が地域にたくさんおられるんですよ。それは大丈夫や、行政がしっかり管理していくよと確信を持って断言できますか。

 私は、安心という治安対策がどれぐらい大事な言葉であるかということを痛切に感じておる一人です。したがって、警備員でも派遣しますよとか、あるいはいろんな検討をしておりますから、スポーツ会館を解体した後、ほかに手だてを考えておりますよとかと言われる具体的な対策があるんならともかくとして、何もございませんよということになれば、スポーツ会館があるから監視される方もたくさんおられましたけれど、なくなってしまったら一体だれがどのような監視をしていくのか、非常に心配いたしておりますけれど、この辺の問題についてはどういう見解ですか。

◎吉田ゆとりとみどり振興局総務部管理課長 お答えいたします。

 野宿生活者対策につきましては、現在、整備工事の進捗に合わせて巡回相談室などの関係機関と連携して精力的に取り組んでおります。スポーツ会館等の跡地整備につきましては、単に野宿生活者対策の問題にとどまるものではなく、安全・安心に靱公園を利用していただく、そういう観点からも管理体制の充実は重要な課題であると認識しております。

 そういった観点から、再整備に当たりましては、照明を明るくし見通しをよくしたり、視線の届きにくい部分に低木を植栽するなど工夫を凝らしますとともに、整備後は公園事務所を中心に巡回監視体制の強化を図るなど、公園の適正管理に努めてまいります。

◆永井博委員 オール大阪の立場で、今申し上げましたように、財政面、環境面あるいは治安の問題等についてまだまだ課題はありますよ。きょうは時間の都合もありますので改めてまた申し上げたいと思いますけれど、問題は、靱公園のバラ園の一部はもう既に完成しておりますよね、一部。1期、2期、3期ですか、4期もあるんですか。そういう計画の段階の中で、1期計画か2期計画か知りませんけれども、やっぱりホームレスのいわゆるブルーテントがずっと並んでるところがいつまでも残っておるという指摘をされているわけですよ。議論ばかりやっておって、時間ばかりかけて、地域にとっては大変迷惑な話やと、こういうふうに言われてるんです。

 世界のバラ会議、文字どおり世界の国々の、関係者はもとより多くのバラの愛好家が、この世界バラ会議をやりますと大変お越しになると。これは我々も、大阪で開催されたときには大いに期待をいたしておりますけれど、世界の各国でやられたときには何百万というお客さんがお見えになっているという実績が残っているようですよ。

 そういうことは十分理解されておると思いますけれど、ゆとりとみどり振興局の方ではこういったことについての整備計画がおくれておるということは率直に認められて、今のアンツーカーコートの問題なども含めて十分に地域と一体となった話し合いを進めていただいて、そして確実な事業化に向けて不退転の決意でもって実現をしていただきたい。計画どおりの実施を図っていただきたいと、このように要望しておきます。

 きょうはこの辺でとめておきますけれど、改めてまた地域の方々とも今申し上げましたようなことを十分相談しておいていただきたいとお願いをして、質問を終わります。