平成十六年十一月十二日(金曜日)

    午前九時三十一分開議

 出席委員

   委員長 松下 忠洋君

   理事 木村 隆秀君 理事 増田 敏男君

   理事 山本  拓君 理事 宇佐美 登君

   理事 須藤  浩君 理事 玉置 一弥君

   理事 田端 正広君

      大村 秀章君    川上 義博君    木村  勉君    佐藤 剛男君

      桜井 郁三君    土屋 品子君    西村 康稔君    早川 忠孝君

      宮澤 洋一君    渡辺 博道君    石毛えい子君    泉  房穂君

      市村浩一郎君    小宮山洋子君    今野  東君    島田  久君

      藤田 一枝君    牧野 聖修君    太田 昭宏君    吉井 英勝君

    …………………………………

   国務大臣

   (内閣官房長官)     細田 博之君

   (国家公安委員会委員長) 村田 吉隆君

   (経済財政政策担当)   竹中 平蔵君

   (規制改革担当)     村上誠一郎君

   (科学技術政策担当)   棚橋 泰文君

   内閣府副大臣       林田  彪君

   内閣府大臣政務官     木村  勉君

   会計検査院事務総局第一局長            石野 秀世君

   政府参考人

   (内閣官房内閣審議官)  西  達男君

   (内閣官房内閣審議官)  堀内 文隆君

   (内閣官房内閣参事官)  鈴木 基久君

   (内閣府大臣官房審議官) 原田 正司君

   (内閣府大臣官房審議官) 土肥原 洋君

   (内閣府政策統括官)   林  幸秀君

   (内閣府国民生活局長)  田口 義明君

   (警察庁長官官房長)   安藤 隆春君

   (警察庁生活安全局長)  伊藤 哲朗君

   (警察庁刑事局長)    岡田  薫君

   (警察庁刑事局組織犯罪対策部長)         知念 良博君

   (警察庁交通局長)    矢代 隆義君

   (防衛庁運用局長)    大古 和雄君

   (法務省大臣官房審議官) 山下  進君

   (法務省民事局長)    房村 精一君

   (文部科学省研究開発局長)            坂田 東一君

   (厚生労働省職業安定局高齢・障害者雇用対策部長) 金子 順一君

   (国土交通省道路局長)  谷口 博昭君

   内閣委員会専門員     高木 孝雄君

    ―――――――――――――

本日の会議に付した案件

 会計検査院当局者出頭要求に関する件

 政府参考人出頭要求に関する件

 内閣の重要政策に関する件

 栄典及び公式制度に関する件

 男女共同参画社会の形成の促進に関する件

 国民生活の安定及び向上に関する件

 警察に関する件

     ――――◇―――――

○田端委員 法律というのは施行するまで時間がかかります。だから、そういう意味では、その前にぜひキャンペーンを展開して、マスコミの皆さんにも協力いただいて、国民の皆さんにこういう事件にかかわりがないようにぜひ注意をしていただくよう、よろしく訴えていけるようにしていただきたいと思います。

 それで、プリペイド式携帯電話というのは、昔から悪の温床というふうに言われておりまして、実は、私は大阪の西成区に住んでおりますが、私の近所はあいりん地区というのがありまして、ここは日本でも覚せい剤の取引の一番大きな拠点とも言われているところでもあります。早い話が私が歩いても私に売りに来る、こういうことでありまして、大変なことでありますが、覚せい剤、薬物の取引の温床になっているのがやはり携帯で取引をする、こういうことであります。

 つまり、金と物とを対で取り交わすのではなく、どこどこに金を置きなさい、どこどこに、そこから百メートル先のカキの木の下のところに置いておく、そんなことを電話でやりとりしながらやるという意味では、携帯電話というものの存在というのは非常に根の深いものだということは、もう私十年来訴えてきているんですが、一向に事件は減っていないと思います。この西成の覚せい剤に関する事件の件数とか現状はどうなっているでしょうか

 

     知念政府参考人 いわゆるあいりん地区を管轄する大阪府西成警察署の本年上半期における薬物事犯の検挙状況でございますが、件数百二十五件、人員にして九十三名であると承知しております。西成警察署では、薬物事犯の取り締まり強化に強く取り組んでおるというふうに承知しておるところでございます。

 

     田端委員 大阪府警本部が一生懸命やっていただいているのは私もよくわかっているんですが、しかし、例えば十年前と比べて減ったかというと、減っていないと思うので、そういう意味で、ぜひこれは、こういう組織的な犯罪に対してはもっと本腰を入れてキャンペーンを張っていただいて、そして例えばもっと厳罰化をしていただかないと、すぐ出てくるというのではまた繰り返しになるわけでありまして、どうぞ、そういった意味でもぜひ本質的なことを考えていただきたいということで、携帯電話の対応と同時にお願いしておきたいと思います。

 

      ちょっと話がかわりますが、自転車の事故についてお伺いしたいと思います。