[009/019] 39 - - 法務委員会 - 9

昭和361208

 

本日の会議に付した案件

 派遣委員より報告聴取

 

○河本委員長 これより会議を開きます。

 法務行政に関する件及び裁判所の司法行政に関する件について調査を進めます。まず、本委員会が閉会中行ないました委員派遣による調査について、派遣委員より報告を聴取いたします。林博君。

 

○林委員 先般行なわれました大阪及び奈良地区における国政調査の結果を便宜あわせて御報告いたします。この調査は、大阪地区は十一月二十六日から三十日、奈良地区は十一月二十八日から十二月一日まで、小島徹三、林博、上村千一郎、松本一郎、赤松勇、坪野米男、志費義雄の各委員の編成で行なわれました。

 調査の対象は、大阪高検、大阪地検、大阪府警、大阪市民政局、大阪形務所、大阪婦人補導院、交野女子学院、京都地裁、奈良少年刑務所、奈良少年院、奈良少年鑑別所、笠松刑務所であり、釜ケ崎事件については、現地を詳細に視察しました。

 なお、大阪高検会議室においては、懇談会形式で調査を行ない、検察庁側から大阪高検検事長、地検検事正、警察側から府警本部長、防犯部長、市側から市民生局長、大阪社会学研究会員などの出席がありました。

 調査の内容は、当委員会の決定に基づき、一、集団暴力事件(釜ケ崎事件)二、青少年犯罪、三、売春問題、四、裁判所、法務省関係の営繕施設についての調査に限定いたしました。

 

 一、釜ケ崎事件、本件については、まず、検察側から本件事件の経過について詳細な報告があり、さらに、当局のとった措置などについて次のような説明がありました。

 地検の方針としては、現場証拠収集のための資料班と完全な捜査を行なうための捜査班を含めた釜ケ崎事件特別捜査本部を設けた。検挙送致を受けた二百一名については個々に処理し、主として暴力行為等の罪及び公務執行を妨害する罪で、八月二十三日、六十名に対し第一回の起訴を行ないました。本事件については記録が膨大で、被告人が多数であるのと、勾留日数等の関係もあり、早期審理のため騒乱罪を適用しなかった。なお、事件の背景について、検察、警察側から、釜ケ崎事件は、事件自体の問題よりもむしろ釜ケ崎住民の実態の認識を深める必要があり、暴動の原因も思想的な背景がなく、人生の落伍者のような集団の文化的生活に対する反感、権力、秩序に対する反感が表面化したと見られる。東京山谷と釜ケ崎とを比較した場合、釜ケ崎には山谷に見られない特殊性があり、一般民家とともにドヤ街、スラム街が密集し、日雇い労務者、古物商が多く、かつ麻薬売春とのつながりのある暴力団が多いとの説明がありました。

 なお、釜ケ崎地区の犯罪状況及び今後の対策について、警察及び市民生局側から次のような説明がありました。昨年中に西成署管理内で発生した刑法犯は、凶悪犯八十四件、粗暴犯五百六十一件、風俗犯四十六件、臓物犯二百六十四件であり、府下第一〇数字を示しているが、特にこれらの犯罪は釜ケ崎地区に集中しているということであります。すなわち、凶悪犯は四十四件で西成区全域の五二%を占め、粗暴犯は二百七十七件、四九・四%といずれも西成区全域の半ばを占めているが、主要盗犯については四百九十件、一三・九%で、居住人口に比しては多くはない。このように盗犯が少なく、凶悪犯、粗暴犯が多いということは、暴力団による暴力犯罪多発地域であるとともに、希望を持たない居住者の心理状態を犯罪面からうかがい知ることができるのであります。

 なお、釜ケ崎地区の暴力団は、三十六年七月一日現在で、売春暴力団、博徒、ぐれん隊、手配師等六十団体で、構成人員千百五十九名である。西成署管内は、特別法犯においても、売春犯及び麻薬犯は常に府下第一位の発生率であり、特に釜ケ崎地区に集中しておるのであります。この売春の特色は、暴力団が売春に介入していることであり、現在確認された暴力団は十一組織、それに所属する者二百三名、組織のない売春婦、ポン引き及び男娼は三百二名、その他売春容疑個所百十であります。大阪府における麻薬犯罪は、神戸方面を根源とし、地元の暴力団またはブローカー等のルートを経て西成地区(そのほとんどが釜ケ崎地区であるが)を稼働地域とする暴力団等の手に流れ、釜ケ崎周辺のドヤ街を中心として密売されておるのであります。そのほかこの地区独特の犯罪として臓物、やみたばこ、やみしょうちゅう(バクダン)、私設競輪(ノミ屋)、私設職安(手配師)等があります。

 今後の対策については、当面の施策として、積極的にこの地区の住民の中にとけ込み、防犯相談を初め各種の相談を受け、彼らの立場に立って防犯活動を推進する防犯相談のコーナーを設置し、婦人警察官を配置している。この地区の人たちに働く意欲を持たせるため、暴力手配師を排除する一方、西成労働分室を設け、職業あっせんに全面的協力をしております。また民生事業の一環として、民生委員、日赤奉仕団等の協力を得て、生活の指導、改善に努力しておるのであります。すなわち、愛隣会を充実、拡張するよう各種指導機関が協力し、青少年の指導、娯楽施設の設置、教育、戸籍登録、労働者の宿泊等の指導を、また収入が比較的多いのにかかわらず、金の使い方を知らない者が多いため、貯蓄、金の使い道などの指導を行なっておるのであります。その他、やみドヤを取り締まる一方、簡易宿泊所を作って宿泊施設の改善をはかり、また犯罪と陰惨な気風を一掃するため、防犯灯の増設について各種団体の協力を得てその実現に努めております。

 なお、検察側から尼崎、神戸にも釜ケ崎地区に類似するところがあるので、それらに対する対策についても考慮してもらいたいとの要望がありました。

 また、未登録者の職業あっせんを行なっておる西成労働出張所から、同所では一日千三百人も未就労者があるので、出張所を拡充してもらいたい、労働省の予算の裏づけがないので考慮してもらいたい、政府の責任において職業紹介業務を拡充してもらいたいとの要望があり圧した。

  なお、釜ケ崎地区の実情調査のため、西成警察署、愛隣館、西成労働分室、旅館中島寮(一泊五十円ないし七十円のドヤ)、事件の発端となった東田町派出所、西成労働出張所の各施設及びいわゆる売春、麻薬地帯、労務者旅館密集地帯、無許可、古物商地帯、故売立ちん坊地域を約二時間にわたって視察し、その間、西成労働出張所において全日自労大阪府支部釜ケ崎分会から数項目にわたる陳情を受けました。

 売春、青少年犯罪については、大阪地検、府警などから次のような説明がありました。

  二、少年犯罪、大阪府内における少年犯罪は、成人犯罪が減少の傾向にあるのに反し、最近やや増加幅は縮小したとはいえ、依然として増加の傾向にあり、少年犯罪は全犯罪の四割弱に達している。最近の少年非行の特色として、暴力団に加入する者が増加し、暴力団における少年の比重が増加しておるが、成人暴力団が少年犯罪をあやつっているような点が見られる。また、少年非行集団が増加しておる。すなわち、三人以上で罪を犯した少年非行集団は、三十五年一月から六月までに四百二十五集団、千九百九十五名であるが、三十六年一月から六月までは四百四十集団、二千二百五十七名と、十五集団、二百六十二名が増加しており、少年犯罪総数(八千三百四十二名)の二七%(二千二百五十七名)を占めておる。これを罪種別に見ると、窃盗が最も多く、次いで粗暴犯、性犯となっている。十五才以下の低年層の少年の犯罪が増加の傾向にある。すなわち、三十五年一月から六月までの犯罪人員八千百六十一名に対し、三十六年一月から六月までに八千三百四十二名と百八十一名増加しておるが、そのうち百七十五名は十五才以下の少年で占めている。特に注目すべきは、少年の凶器所持が三十五年一月から六月までに二百七十九名あったのに対し、三十六年一月から六月までは百五十七名と百二十二名(四二・七%)大幅に減少していることであり、昨年十二月からの刃物を持たない運動の徹底したPRによる効果が現われたのではないかと述べておるのであります。

 三、売春問題、大阪府内における売春防止法施行後の検挙実績は、三十三年四月から十二月まで二千八百九十九件、二千七百八十名、三十四年一月から十二月まで三千七百九十二件、三千三百八十三名、三十五年一月から十二月まで三千三百五十八件、二千八百四十一名、三十六年一月から六月まで千六百七十四件、千五百二十名、計一万一千七百二十三件、一万五百二十四名であり、その検挙事犯の内訳は、法五条及びその他の勧誘事犯は年間およそ二千二百名(六一%)、法六条以下及びその他助長事犯は年間およそ千三百名(三九%)となっている。このように検挙の実績は二十三年を頂点として逐年低下の傾向にあるが、低下している事犯は市条例違反と職安法違反の減少によるもので、悪質な事犯はむしろ増加の傾向にある。

 大阪府における悪質な売春の特色としては、暴力団を背景とした組織売春と旧娼家、遊廓、料理飲食店を利用するセット制売春などがあげられる。本年九月末において調査した暴力売春は四十六団体で、構成員は六百七十九名となっております。暴力団の売春形態は娼家形態、タクシー受け、偽装売春等であるが、最近の傾向として白タクと結託してタクシー受け形態をとるものが増加しております。本年十一月現在の元赤線業者の営業形態は、風俗営業五百六十店(五五%)、旅館その他営業三百八店(三一%)、休廃業百四十一店(一四%)となっており、セット制のもので単純売春に名をかりて売券をする傾向が多く、法施行以来関係業者百十七名を検挙しております。

 検挙実績の低下については、(一)法の抜け道が一般に知られ、巧妙な売春手段を用いるようになった。(二)取り締まりの見張りが強化され、検挙が至難になった。(三)売春の相手方(客)が非協力的になったことなどをあげております。

 なお、今まで述べた釜ケ崎地区における犯罪、大阪府内における少年犯罪、売春事犯は、暴力団が介入している事案が多いので、これらの犯罪を一掃するためには、暴力犯罪を排除することが先決である旨、特に強調しておりました。

 大阪婦人補導院では、入院者の特色として、麻薬代かせぎに売春をするものや、雇い主の強要で売春する者が多いこと、健康的な者が少なく、知能程度の低い者が多いことなどをあげている。また再入者の率が年を追うごとに増加の傾向にあることに対し、補導期間の延長も必要であるが、さらに大きな問題として、受け入れ先の悪い点を指摘しております。なお、売春防止法改正について委員から質問があったが、単純売春を罰することについては消極的でありました。

○河本委員長 以上で派遣委員の報告聴取を終わります。

 この際、赤松勇君より発言を求められております。これを許します。赤松勇君。

 

○赤松委員 今回の調査にあたりまして、調査員諸君のきわめて適切にしてかつ熱心な協力に対しまして、委員の一人として心からお礼を申し上げたいと思うのでございます。

 続いて釜ケ崎地区の問題でありますけれども、大阪府並びに大阪市がきわめて乏しい地方公共団体の財政の中から、従来に見られないいわゆる地区の環境改善のために努力をしておることは、これまた敬意を表する次第でありますが、全体に見まして、政府の施策が著しく立ちおくれておると思うのであります。特に検察当局から強く要望されました点は、今日釜ケ崎は一応平穏を保っておるけれども、いつ暴動が発生するかもわからない、そういう基本的な条件というものはいささかも改善されていないわけであります。これは検察当局あるいは警察当局の責任というよりも、むしろ環境改善のための政府の根本的な抜本的な対策が必要であるのでありまして、この点につきましては、ぜひ国会も政府もあげてこれがために努力をしなければならぬと思うのであります。

 なお、大阪検察当局から要望がありましたが、今日そのようなきわめて暴動の発生しやすい条件のある地区は、釜ケ崎だけでなしに、尼崎及び神戸のスラム街にもあるということであります。従って、その暴動発生の根本的な原因というものを除去することなしに、ただ治安の面だけで善処をしろといっても、非常に困難であるという旨が述べられておるのであります。

 また全体的に、刑務所、少年院におきましては、看守、教官の定員不足で非常な労働強化になっておるのであります。これはすみやかに定員を充足して、そして週休制、八時間労働制を確実に、いわゆる労働基準法を確実に守っていくということでなければ、政府の施策の中で労働基準法違反が行なわれておるということはきわめて重大であると思うのであります。

 それから、今報告にありましたように、刑務所、少年院等の菜代あるいは作業賞与金の問題等、これはきわめて低廉でありまして、現状をもってしては非常な困難なところにぶつかっております。従って、これが増額のためにぜひ努力をしてもらいたいという強い要望がありました。来年度予算におきまして、こういう点におきましても改善をしなければならぬと思うのであります。

 なお、矯正施設の点につきまして、今報告がありましたように、大阪法務合同庁舎、刑務所、奈良五条法務合同庁舎、それから交野女子学院の講堂新築あるいは京都地裁の新造改築、こういった矯正施設の改善はきわめて急を要すると思うのであります。これまた来年度予算の中でぜひ実現をしなければならぬと考えております。

 なお、このために、いわゆる調査のしっぱなしでなしに、私ども法務委員会といたしましては、適当な時期に、委員長のお取り計らいで大蔵省の当局者並びに法務当局のそれぞれの係官を本委員会に呼んでいただきまして、そしてこれらの問題を来年度予算の中に組み入れるように、適切な措置をとっていただきたいということをお願い申し上げておきます。

 なお、もう一点は、今林委員から述べられました調査の結果の会議録を、それぞれ陳情されました向きに発送したいただきたい。

 それから、大阪社会学研究会、これは和歌山大学の教授、助教授などを中心に、釜ケ崎のスラム街研究に非常に熱心に没頭されておりますが、西田、小関、今崎、これらの研究会の会員の皆さんを一つ本委員会に呼んでいただきまして、さらに釜ケ崎の実態にそきまして詳しい調査を進めると同時に、これが改善のために努力をしたい、こう考えておりますので、これまた適当な機会にぜひ本委員会に呼んでいただくようにお願いを申し上げまして、私の意見を終わりたいと思います。(拍手)

○河本委員長 ただいまの赤松君の御発言の御趣旨、了承いたしました。

 志賀義雄君より発言を求められておりますので、これを許します。志賀義雄君。

 

○志賀(義)委員 ただいま林委員から、法務委員会の視察の結果報告がありました。また赤松委員からも、それについての補足的な要望がありました。どこに参りましても、この予算の不足ということは官庁施設にとかくつきものでございまして、今度の視察の結果特に感じられたことは、そのために防ぎ得る事件が起こった例がやはり釜ケ崎の中にはあると思います。明日から第四十回通常国会が始まりますが、いつも予算の概算要求の数字が出ますが、それはなるべくすみやかに出していただきませんと、大蔵省の方でもう数字はこれだけに確定したから動かしがたいということになりますと、ただいまの法務委員会の視察の結果もあとで組み入れるのに非常に困難する場合が多いのでございますから、長におかれましては、今までの慣例もありますが、それを一そう早くして、なるべくすみやかに、法務省が来年度予算に概算要求としてどれだけの数字を出したか、それが適切であるか、過不足はないか、こういう点をやはり法務委員会でよく調べてみる必要があると思いますし、ただいまの報告並びに発言の趣旨を生かすためにも、委員長の方で理事とお諮りになって、さっそくそのようにやっていただきたいと思います。これが第一点であります。

 それからもう一つは、法務委員会が今度視察に出ましたことが非常に有効であったことは、釜ケ崎の視察に入りましたその日から、読売新聞の大阪版が「波止揚」という特集記事をかなり大きい紙面をとって、七回か八回かにわたって特集しております。それによりますと、いわゆる手配師の問題ですね、これがちょうど私ども視察に参ります前に西成分室というものができまして、そこで職業紹介みたいなのをやるのですが、これに手配師がみんな求人連絡員という腕章を巻いております。これが手配師なんですね。そうしてあと飯場に行って金をとって、つまり天引きが多いので、ピンはねが多いので、請求に行ったところ、まだ残っている分までも請求したらぶんなぐられたというような事件が数件起こっておるのであります。そういうこともいろいろと詳しく出ておりました。ただいま言われた社会学者たちが熱心にやっておりますが、そういう人たちもこれに刺激を受けておりますが、福永労働大臣が行かれたあとで、全自労という自由労働者の労働組合の代表に会ったときに、ああいう求人連絡員というような腕章を出してやらせることは職業安定法違反であるということを労働大臣がはっきり言っておられるのです。その職業安定法違反であることを大阪府、市当局で西成分室というものを設けて、公然黙認どころか、協力させなければならないというような事態があるわけです。こういう点でやはりいろいろと矛盾も出ておりますが、そういう点もあわせて改暫しなければならないと思いますので、やはり今言った社会学者のような方を呼ばれること、できるならば、他の労働組合とか西成分室長とか、こういう専門家を呼ばれて、ここで一応根本的に調べませんと、今のままではどうにもならないどころか、これからまたああいう事件が何倍化して――一度経験がありますから何倍化して起こらないという保障はどこにもないのでございます。私ども旅館を視察しましたら、約〇・六畳が五十円ないし七十円、そうしますと、これは畳一畳につき、日本一高いということになります。夏は、この〇・六畳の蚕だなですね、そこへ一人々々寝るわけですが、西成署長にどれくらいの温度になるかと聞きましたら、四十度で、風がちっとも入らないというのです。そうなりますと、やはり今までの日本で起こった事件を見ますと、山谷が去年の八月四日、米騒動が七月の終わりから八月の初旬にかけてと、大体暑いときにああいうことが、生理的な面からも促進されるということが考えられるがどうですかと警察署長に聞きましたら、全く仰せの通りでございまして、あそこにいて夜寝られるものじゃございません、だからああいうこともよけいに起こるのでございます。というのが西成署長の答弁でございました。そういうこともありますので、ただ治安面からこれをどうこうするということではいけないと思います。大阪府警の片岡刑事部長ですか、この片岡さんのお話では、西成全日自労という労働組合ができてから、今まで泣き寝入りになっていたことが公然と発表されるようになってきた、社会的な関心も引くようになってきた、ついては、こういうことでそういう暴力手配師の問題が表面化したならば、今後びしびしやっていきたいということでありますが、しかし事実はなかななかその通りにもいっていないことは、読売新聞の記事にも出ておるところでございます。そういうわけで、この点について、特に概算要求の問題、予算措置に必要な点ですね、刑務所などの役人が足りないことは私ども見てもわかります。あれで逃走でも起こりましたら、あとから臨時費から出すような醜態なことになりますから、私も多年刑務所におりましたから、どこが手すきになって、どうしたら逃げられるかくらいのことは、私ども行けばすぐわかりますから、そういう点でよく御注意なさる方がいいと思います。これはやはり法務委員会で、予算面からの裏づけでそういう注意を喚起してやるのが一番よかろうと思います。

○河本委員長 ただいまの御発言中、人権擁護問題に関する件につきましては了承いたしました。なお、予算に関する問題につきましては、理事会に諮り、追って普処いたします。

 本日はこれにて散会いたします。

   午前十一時四分散会