[018/019] 38 - - 地方行政委員会 - 5

昭和360922

 

○委員長(増原恵吉君) 次に、治安に関する件について質疑を行ないます。

 まず、先般の大阪府釜ケ崎集団暴力事件について警察当局から説明を聴取いたします。

○説明員(三輪良雄君) 八月一日に起こりました、いわゆる釜ケ崎地区の集団暴力事件につきましての概要を報告いたします。

 釜ケ崎と申しますのは、大阪の西成区の一部と、そこに接続いたします浪速区の一部でございまして、いわゆる簡易旅館のドヤ街という所に、そこに住んでおります人たちが一万二、三千人でございますが、それを中心にして、それに関連する方々がそこに集中しておる。約三万八千人ほどの方の住んでいる、〇・八平方キロと申しますか、そういう地域を俗に釜ケ崎と申しているようでございます。ここは、いわゆるドヤ街の住民でございまして、そこに住んで、いおゆる日雇いに従事する者、あるいはまた、相当によそで犯罪を犯した者がそこに入り込んで一時身を隠すというようなことがあって、いわゆる大阪でも特殊な地帯のように見られている所であります。

 ここで、八月一日の午後九時五分ごろに、タクシーが一人の老人をひき殺したのでございます。即死事故でございましたけれども、おりから非常に暑い時期でもありますし、毎夜寝られないままに、その辺の住民がたくさんその地域に出ておるという状態、そこでそういう事故が起こったわけでございます。現場へ警察官がすぐ参りまして、もう脈もありません、呼吸もありません。耳と口から血を吹いておるということで、即死と判断をし、同時に、大勢集まって、運転手に対して危害を加えまじき様子であったということから、あれこれ措置をとって現場の検証をし、その他やっておりました間、わきの歩道ではございますけれども、現場に遺体を三十分近く置いたのでございます。地元の人たちから見るというと、これは釜が崎の住民だから特にそういうつれない扱いをするんだ、早く持っていけば助かったんじゃないかということを言っておったようでございます。そういうことで、交番のその措置が悪いということを大勢集まって参りまして抗議をしたのが事の起こりでございます。結局、しばらく時間をおきましてからパトカーを呼んで、パトカーで病院に送ったわけでございますけれども、その措置が非常に悪かったということで抗議をしておったわけでございます。説明をいたしましても、なかなか納得をいたしません。そこで、機動隊を交通整理ということで呼びまして、整理をいたしまして、九時半に病院に持っていったわけですが、十一時ごろまでにほぼ、まあ散ってはいませんけれども、それ以上にむずかしくなるという状態ではないということになったようでございます。

 そこで従来とも、いろいろ何か検挙するというようなことになると、二、三百人たちまち集まってくるというような状態でございましたので、大きくなるという判断は現場でもされなかったようでございまして、そういう状態で推移いたしますうちに、とまっておった自動車のアンテナを曲げたのがあるということで検挙する。あるいはそういう状態を写そうということで新聞社のカメラマンがフラッシュをたいたということに激高をして、また午前零時ごろからだんだん雲ゆきが荒くなりまして、次第に抗議も激しくなり、石を投げる者も出て、そういう状態で、だんだん人がふえていったようでございます。警察では、そこに逐次機動隊なり署の署員を持って参りますけれども、なかなかそういう勢いづいて参りました状態がとまりませんで、そして夜中になりまするというと、群衆は三千人くらいになったのでございます。事の起こりましたのが東田町の巡査派出所でございますが、そこへ投石をいたしますそのうちに、手車のようなものにいろいろ物を詰め込んで、火をつけて交番の中に押し込んでくるというような状態で、もう交番にいることも危険でもあるし、そこにいられないということで、そこにおりました者がうまく脱出して、そこから三、四百メートル離れております西成の本署の方に引き揚げて参りました。これを追って、そこにおりました群衆が今度は西成署にやって参りまして、これまた石を投げる乱暴が繰り返されたのでございます。遂に同署の前にありましたパトロール・カー、鑑識車というものも引きずり出して、これを倒して火をつけるというような乱暴をやったのでございます。これに対しまして警察としては、ガス筒を三発、ついで一発投げましたけれども、実はガス筒というのは、ああいう広い所で三発や四発投げたのでは十分な効果はありません。しかしながら、そこがずっと民家がある所でございますので、十分な措置ができないままに、警察署の前でそういうようなものが焼かれるというような不始末をしでかしたわけでございます。次第に警察力も増援されまして、結局明け方に実力行使をし、さらに二十九名、一部の暴徒を検挙いたしまして、どうやら夜が白むとともに解散をしたわけであります。

 第二日目、つまり二日夜から三日夜にかけましては、警察といたしましても、二千五百近くの警察官を動員をいたしたわけでございます。しかしながら、今度は、最初の晩にそういうことをやって勢いづいたと申しますか、遠くからもこれに応援、見物というようなものもまじえまして、第二日目には四千人くらいの群衆になりました。これが日暮れとともに集まって参りまして、暗くなると署に投石する。警備部隊にも弾幕のような投石をする。ちょうどおりあしく、すぐそばに南海鉄道がありまして、そこに上がっていくと、とがったような石が幾らでもあるのでありまして、それを取っては高い所から投げる。また、今申しましたドヤ街というのが一ぱいあるわけでございますが、そういう所へ逮捕の者を追っていくと、屋根の上から、窓からガラスびんを投げつけるというような状態で、この晩も警察官としては相当なけがをしております。約二百四十名もけがをするという状態でございました。警察といたしましては、ほんとうにやるつもりでやっている、いわゆる暴徒といっている人と、これを見物しているという人と、なかなか区別がつきません。そこで、実力行使をやる際には警告をして、見物している人はどいてくれということを盛んに言いますけれども、実は相当の部分は、警察が向こうを見ると見物人だが、うしろを見ると物を投げるというような状態であるということで、なかなか思い切った措置も第二日目にはとりにくかったようでございます。そのために、第二日目には、あるいは電車の線路にすわり込むとか、電車に石を投げつけるとか、あるいは通りがかりのタクシーをとめてひっくり返し、火をつける。あるいはごみ箱、看板を持ち出して火をつける。見さかいのない方法が繰り返されまして、あたりの民衆には非常な恐怖感を与え、疎開をしなければならぬというようなことまで、私テレビ等で見ましたけれども、言っている方まで出てきたわけでございます。

 そこで、第三日目は、これは早くから、昼間のうちから広報車、ラジオ、テレビ等にも御協力をいただき、あるいは印刷物等も配りまして、きつい実力行使をするから、関係のない方はそこには、巻き添えにならぬように、出ないでもらいたい。あるいは何カ所も検問所を設けまして、そこに入らないで済む人は入れないようにするというような措置をとる一方、日暮れとともに総員六千名余りに及びます警察官、これには大阪府の警察官のほかに、兵庫、京都の機動隊合わせまして二百二十五名、幹部学校の生徒にも別に応援を求めまして、合計六千四、五百になったと思いますが、その警察官を動員いたしたわけでございます。そこで、何回も警告を繰り返し、今度は石を投ずつけてくる暴徒に対しまして強力な警備実施を行なったわけでございます。そのために、一時五千人ほどの数にもなりましたが、これが次第に分散をし、ちぎれちぎれの小さな集団になる。そうなると大したこともできませんで、これは夜中の午前一時ごろに事なく終わりまして、第二日が五十名検挙、第三日目はそういうことで時間も短こうございましたし、検挙いたしましたのは十八名でございます。そういうことで、午前一時ごろに平静に帰したわけでございます。

 第四日、五日と、同じ程度の警備をいたしまして、若干署の回りに集まってきた者もございますけれども、四日以降は、散発的に暗やみから石をぶつけるというような者のために若干のけがはありましたけれども、自来大きな事故はございません。次第に警備力を減らしまして、九月初めごろまでには二千近くの警察官を動員するというようなことで、今機動隊を常置をしている以外には増援をいたしておりません。そういうことのために出動をいたしました警察官が、八月一ぱいで数えましても九万八千名に及びます。また、負傷いたしました者が警察側では六百九十八名、うち重傷二十二名になっているのでございます。そのほかに一般の方、消防士の方も、あるいは新聞記者の方も、あるいはまた実際に石を投げておった者、あるいは見物しておった者も入っているのでございましょう。そういう者のけがをされた方が百九十三名ということでございます。そういたしまして、検挙をいたしました総人員は百七十五名に及んでおるのでございます。その間に物的損害といたしましては、派出所が全壊、全焼、半壊いたしたもの、半焼いたしたもの、警察署のガラスがほとんどやられましたり、それから、先ほど申しましたパトロール・カー、鑑識車がやられるというようなことで、金額に換算いたしまして、ほぼ五百万円の警察が損害でございます。一般の方々の乗用車、タクシー等が三台焼かれたもの、あるいは付近の民家のガラスをこわされたもの、あるいは類焼したものでございますが、若干燃えたところもございますが、そういうものを入れまして、ほぼ二百二十万円の損害を見込んでおりまして、七百二十万ほどの損害だという報告を受けておるのでございます。

 この事件を顧みますというと、事の起こりは、交通事故の取り扱いが地元の方から見るというと適切でないということに憤激をされたということから起こっておるのでございます。なるほど交通事故の取り扱いの指導といたしましても、まず被害者の救助に当たれということになっておるわけでございますけれども、この場合、即死事故であることが明らかだと判断をし、そこでこれを直ちに救援する措置を怠ったということが地元の方々を非常に刺激をしたということでございます。すでに即死をしたものであるか、あるいはまた回復するものであるか、それを軽々に判断すべきではない。また、かりにほんとうに即死をされたとしても、それに対しまして、長くそこに置くというようなことは礼を失するわけでありまして、そういうことがないように、この機会に各県の警察本部長に特に警察庁長官から指令をしたところでございます。しかしながら、事の起こりはそういうことでございましたけれども、さらに基礎的なことを申しますと、八月一日というのは、実は昨年山谷で起こりました日と全く同じでございます。暑さの盛りで、非常にごみごみしたところにおるわけですから、夜おそくまでとうていうちに入っては寝られないということで、大ぜいの人がみんな表に出ておるわけでございます。しかも、前の日が給料日で、一日が一部の職人等が休みの日だそうでございまして、相当に酒を飲んでおる者が多いのでございます。また、近ごろいろいろ土木事業等があちこちで行なわれて、人手不足でもございますので、ここの住人たちがいわゆる手配師の手配によって工事現場等に参りますと、千円ないし千五百円になる。そこで、笑い話ですけれども、しょうちゅうを飲んでいた者がビールを飲むようになったということを言うのですけれども、そういうことで、実は酒を飲んでおった者も相当おられた。しかも、ここに住んでおりますのは、先ほど申しましたように、いわばいろいろなことに失敗をしてそこに入ってきたという人もございますし、あるいはまた、何らかの事情で犯罪を起こして、ここに身を隠しているという者もありますし、またその中には、麻薬密売、売春その他の事柄をかてとしている暴力団というものも、実は山谷にはあまりありませんわけですけれども、ここは非常に多いのでございます。またこの中には、いわゆる臓物故売を平気でやります古物商、くず屋等がたくさんありまして、関西一円で物が取られれば、まずここに行けば出るというくらいな所で、各県の警察もここに行って臓物を探すというような状態で、非常に犯罪も多い。そういうようなことから、実は三十四年に、この西成警察署は四百二十人ほどの大きな警察署でございますけれども、そこに特に暴力団のこういった売春でありますとか、その他麻薬でありますとか、そういう暴力行為を目がけてやる警視以下六十三名の特別の機動隊というようなものをそこに置きまして、これが常時そういうものに目を光らし、検挙をびしびしやるという態度をとっておる。そういうことが非常にうらみを買っておったというような面もあったようでございます。もう一つは、先ほど申しました手配師というものがここにおりまして、これがいわゆる私設職安でございますが、そこの住人を集めて、これを工事場にもっていく、そこでピンはねをするわけでございますけれども、それにしても、いわゆる町の公共の職安へ行くよりは実入りがいいというようなことで、その手配師の手配を受けながら、しかもピンをはねられているというようなことで、そういうものに対するうらみもあるというようなことから、とにかく事を起こすということに関心を持つ種類の人が非常に多い地域であることは間違いないのでございます。

 そこで、事の起こりは、先ほど来申しますように、交通事故の扱いが不行届きでございましたけれども、そういうことで火がつきましたのをあおり立てた者は、おそらくはそういう警察にうらみを持つものだろうと思うのであります。と申しますのは、ここで検挙を見ました者の数の中で、いわゆる暴力団といわれるものに属する者が相当の数に及んでいるのであります。しかも、あおり立ててみましたものの、石が飛びますというと、その一部の暴力手配師に対してふだんからうらみがございますので、かえってその手配師の方に今度は石が飛んで行くということで、今度は自衛のために武器を持って集まるということがございまして、持凶器集合罪でこれを検挙したということもあるわけでございます。そういう意味で、非常に偶発的なことのように見えますけれども、事の起こる素地は今のようにいろいろあったわけであります。そこで、警察といたしましては、一面、先ほど申しましたように、六千数百という大きな警備力を持っていって、起こりましたその暴力行為については、これを鎮圧するということをいたしたわけであります。しかし、これが最終的な解決というわけには参りませんわけであります。大阪市、ことに市がおもでありますが、府知事、市長にもお願いをし、また両機関でそれぞれ熱心に、ここに対して社会施設、福利施設というものを置いていきたいということで、今それぞれ検討しているわけでございまして、そういう福祉施設と相待って、起こりましたことに対する警察の強い警備というものが両輪のごとく行くいとうことが、今後そういうことの再発を防ぐことになると思うのであります。

 御参考のために、昨年山谷で起こりまして、今度こういうことが起こったので、またはね返りで山谷でどうかという御心配も一部あったようでございます。ことし地元のいろいろな機関の御協力もありまして、この暑い間なるべく不愉快なままそこへ置いておくということはいけないというので、できる限り公園に集めて、納涼映画会あるいは警視庁の音楽隊を持っていって、音楽を聞かせるということをやりまして、また一面、水飲み場でありますとか、あるいは相談所でありますとか、そういったのを徐々にではありますが、整備しつつあるということと相待って、山谷の方はおさまってきているのであります。これまた振り返って見まして、そういう施設と警備力が両輪のごとく行くことが、これを今後根本的に解決していくところの問題かと思っているのであります。

     委員長(増原恵吉君) 御質疑のある方はどうぞ。

    加瀬完君 今、局長のお話のように、いわゆる釜ケ崎事件と称する暴動の経過は大体よくわかるし、御説明の通りだと思いますが、世にいう不快指数が非常に高くて、何かあればと待ちかまえておったにしても、もう一つ治安当局としては、どうしてそのはけ口を警察に求めてきたか、警察を相手にしたというのは一体どこにあるのだという点を究明してみなければならないと思う。この点は、何か警察の方では思い当たるいろいろな点があるのですか

     説明員(三輪良雄君) これは、警察側から見ますというと、先ほども申し上げましたけれども、西成区自体が、実は大阪でいろいろな犯罪が第一位であるということ、また、その大半が釜ケ崎地区で行なわれているということ、いわゆる麻薬の密売その他暴力団が、青少年不良団を含めまして、非常にたくさんの暴力団がある、それが今のようにかてにいたしております売春でありますとか、麻薬でありますとか、そういうものをびしびし取り締まられている、そういうことに対して警察側に非常に反感を持ったということは、これはもう確かにあることだと私は思います。それとこれは同じではないのですけれども、一般にあすこの住民が、いわば社会の底辺と申しますか、いろいろなことに失敗してあすこに入ってきた。何か将来に対する絶望、現在に対する不満というようなものを持っておりまして、いわば非常にひがみがあるわけでございます。警察なんかの扱いや言葉が悪い、今のような交通事故の扱いなども、ほかで行なわれたら案外問題にならぬようなことでも、われわれだからこういうふうにするのだろうという見方をする、そういうことも一般のここの住民にはあるようでございます。そこで、警察側としては、そういうことがあるということを前提としてこれを扱うというふうなことが必要であるわけですし、そういう意味では、大阪府本部も、また署長としても、そこにおける警察官には、特に老練な者で、そういうことが手ぎわよく扱える者を配置したように聞いておりますけれども、しかしながら、それは警察が思っていることであって、住民から見るというと、先ほど申し上げましたような、警察だけが何か別な部隊を置いてびしびし取り締まりをねらって始めた。一方、何か別に社会福祉の施設ということがそれと並行して伸びてこない、何か警察力だけで押さえつけるという印象を受ける面が相当あったろうと思うのであります。そういう点は、警察のやり方のここの不行き届きな点もあろうと思います。そういう点は反省いたしますけれども、同時に、またやはり助長行政面もこれに一緒になってやっていただくということでございませんと、なかなか警察に向けての不満というものも解消できないんじゃないかと思います。

     加瀬完君 この事件が警察の責任だということを毛頭申す意思はございません。ただし、この交通事故に対する取り扱いというものは当を得ていないと私は思う。今、局長は、他の地域であれば問題にならなかったとおっしゃいましたが、他の地域で自動車でひかれた者を、このように簡単に医師でもない警察官が即死だと判断して二十分でも三十分でもそのままにして置くということは、ほかの警察署の場合は、あまりこういう取り扱いというものはないんじゃないか。ですから、やはり差別感というものはふだんから感じておりますから、ひがんで見るという原因をとにかくこの交通巡査は与えたということはいなめないと私は思う。一応即死だとだれが見ても考えても、即死とか即死でないかは、検視のお医者さんならば別ですけれども、警察署の警察官が判断すべき問題ではない。病院に連れて行って医師が判断すべきもので、それを即死と判断して二十分でも三十分でも置いたというのは、こういうことが警察官の通例として行なわれるということであれば問題だと私は思う。この点はどうですか。

     説明員(三輪良雄君) 先ほどのお答えの中で、三十分そこに置いたということが、ほかの地域ならば問題にならなかったということを申し上げたのではなくて、一般論として、ほかでは看過されるようなことでも、そこではおれの方がこういうことだから、ということになるのだということを申し上げたわけでございます。一般論といたしましても、御指摘の通りで、即死であるというふうに判断するのは、首と胴とが飛んでしまったというならば別ですけれども、これは微妙な問題があると思うのであります。ただ、そういう扱いの中で、被害者の救済をまずやれということになっておりますけれども、それが即死事故である場合にはもう仕方がないのだから、証拠保全をやれと解釈できるような文句でもあるものでございますから、そこで、現実にそういうことが誤られていてはいけないということで、先ほど申しましたように重ねて、これは一見即死しておると思われても、それはもう直ちに病院に運んで、そうして救済の処置をとる、そのあとで交通事故としての採証活動をやるのだということを明らかにするような意味で、はっきりこのことを通牒を出した次第であります。

     ○委員長(増原恵吉君) 本件についてはこの程度といたします。