アナキズムとエスペラント

山鹿泰治 人とその生涯  向井 孝:著 青蛾房:刊 19745

 

山鹿泰治・人とその生涯 目次

1.はじめに

知行合一の死/生き方としてのアナキズム/エスペラントとアナキズムの生活者

2.エスペラントとの出合い(190711

生い立ち/草創期の日本エスペラント運動/有楽社時代/築地活版に入る/日本で最初の外人とのエス会話/相坂佶との奇縁

3.アナキズムとの出合い(191113

大杉との密会/キリストとの訣れ/印刷工原田新太郎/要視察人となる/電気工になって大連へ/満鉄大連発電所

4.中国のアナキズム運動(191314

はじめての上海行/民声社の秘密印刷所/中国のアナキズム運動/師復の生涯/師復以後の中国

5.大杉を助けて(191417

近代思想の集まり/月刊平民新聞の苦闘/発禁号を撒く/最初の秘密出版/短刀とピストル/その頃のエスペラント運動/北一輝宅への居候/尾行刑事の仲人で結婚/葉山事件と山鹿/兄たちの死/京都の米騒動

6.二度の上海行(192223

二度目の秘密出版/禁固三年/獄中余聞/山科の隠れ家/二回目の渡支/AFと大同党/三回口の渡支/北京無政府主義者連盟/上海での旅券入手工作

7.関東大震災前後(192324

総同盟事務所襲撃/大杉虐殺と海外通信/骨箱とピストル/第四次労働運動の頃/泰山鳴動ブリキ罐の中味

8.闘いの日々(192427

AFLのスカップ/第六回メーデー副司会者/マラテスタの軟禁/日=エス=支=英会話と辞書/高橋光吉の渡支/命名山鹿大次郎/黒連と自連/第五次労働運動での仕事/汎太平洋労働組合会議での紛議/サッコ=バンゼッチ救援のために/第四回目の上海行/国立上海江湾大学/国際工団主義のために/脱走兵赤川啓来

9.小金井時代(192739

小金井の家/紀北長島の生産学園/バーテンダーになる/チブスと幻想/SATTLESランティの来日/スペイン革命/世界語『老子』/南国への脱出

10.台湾とフィリッピン(193945

日本の最南端高雄/上海の張維賢/台湾単式印刷会社/フィリッピン上陸/マニラのエスペランチスト/日比小辞典の刊行/大次郎の死/台湾自由社など

11.日本アナキスト連盟と共に(194670

京都でのアナ連大会/エス語版平民新聞/世界市民運動/連盟代表として/戦争抵抗者インターへの加盟/アナキズム第七号/第四回アナ連大会以降/病中記/印度紀行/WRI第一〇回大会/たそがれ日記/近藤憲二と山鹿

思い出 山鹿みか/父のこと 瀬川アイノ/おわりに 向井 孝/付:山鹿泰治年譜