韓国アナキズム運動史 日本語訳 黒色救援会 田代 学
韓国アナキズム運動史 前編 民族解放闘争 日本語訳 VOL 1 黒色救援会 田代 学
目次(01)
はじめに
第1章胎動期
第1節 在中国アナキスト元老 李 会栄(1.その生涯/2.友堂のアナキズム)
第2節(02)申 采浩と朝鮮革命宣言(1.その生涯/2.朝鮮革命宣言に盛られたアナキズム)
第3節(03)朴 烈と金子文子(1.朴烈事件前夜の世界情勢/2.黒涛会/3.国内運動の胎動/4.日帝の残虐性/5.朴烈事件の真相/6.朴烈の法廷闘争(04)/7.金子文子の変死)
韓国アナキズム運動史 前編 民族解放闘争 日本語訳 VOL 2 黒色救援会
目次
第3章 戦闘期
第1節 中国内運動(05)
1.南華韓人青年連盟/2.有吉公使事件(六三亭事件)/3.親日 附逆者処断(06)・上海血盟団(07)・金聖寿の活動(08)・北京民国大学アナキスト学生グループの活動(09)/4.戦時工作隊/5.韓国青年戦地工作隊/6.臨時政府への参与/7.朝鮮学典館と申采浩学舎)
韓国アナキズム運動史 第3章 戦闘期 日本語訳 VOL 3 黒色救援会
目次
第3章 戦闘期
第2節 国内運動(10)
第3節 日本内運動
1.黒友連盟と『黒色新聞』(11)/2.1933年の運動状況/3.1954~5年の運動状況/4.中日戦争前後(12)(建達会暴力革命陰謀事件)(13)
以下参考までに紹介。
『アナキズム文献・運動史 7 朝鮮人アナキズム運動』https://futei7.exblog.jp/12029557/
『この国において、朝鮮人アナキズム運動に関する《通史》は空白である。
韓国においても1978年、94年に『韓国アナキズム運動史』が刊行され、すでに韓国語から、一部を翻訳した仲間がいるがその成果は充分に生かされている状況にはない。
数少ない文献のなかで、朝鮮人アナキストの活動に継続的に触れているのは『自由聯合』紙である。『自由連合』の紙面の記事を読むと、朝鮮人アナキストとの密接な活動がうかがえる。共に行動していたのである。自連・自協の対立の運動史のなかで埋没させてはならない。
秋山清や小松隆二は、『日本の反逆思想』『日本アナキズム運動史』と運動史の範囲を〈日本〉と自ら縛ってしまい、朝鮮人アナキストの運動を位置付けられず、付加的な視点でしか語ろうとしない、いや語っていない。「日本人」には語る資格がないと判断してしまったのであろうか、朝鮮人のアナキズム運動は朝鮮人によってのみ語られるべきという判断を持っていたとしたら間違いである。
近藤憲二が『〈私のみた〉日本アナキズム運動』では朝鮮の同志に関して項目をたてて、述べている。大澤正道は『戦後日本のアナキズム運動』で、解放後の韓国アナキズム運動を在日朝鮮人の機関紙からではあるが概略を記述している。向井孝は『墓標のないアナキ スト群像』で朝鮮ではないが台湾の同志から記述を始めている。
1920年代からの朝鮮人アナキズム運動を運動史の「空白」にしてしまうのではなく、可能な限り明らかにしていきたい。その始めとして『自由聯合』紙の見出しをリストにする。
《自由連合》紙に掲載の朝鮮人アナキズム運動関連記事 発行号数・年・月・日』
『アナキズム文献・運動史 7 朝鮮人アナキズム運動 https://futei7.exblog.jp/12029557/』
に掲載されています。