石川三四郎著作集全8巻(青土社版)6巻回想 1978年4月10日発行

著者80年の生涯を支えた多くの先輩、同志、友人に寄せた追想はかぎりなく優しく、時にきびしい。本巻にはまた著者が編集に従事した諸紙の編集日記や書評、創作、詩歌を収録する。人間石川三四郎の面目が存分に発揮された巻である。

月報4写真頁目次

少時の追憶 私の社会主義的思想-芽生ひ時代と思出の人々(17)/平民社時代の社会文芸(22)/共働事業の思ひ出33)/巣鴨刑務所の思い出(37)/二度の検束(40)/大逆事件のことなど・・・・(44)/売文社技手にはなれなかつた(48)/無限の幸福境(52)/遣言の思ひ出(54)/『ディナミック』の思い出(59)/獄中の私を励ましてくれた母(64)/福田のお婆様(66)/内村さんの思い出(75)/私の受けた印象(81)/蘆花廿周年忌(88)/野の義人田中正造(90)/筆の戦士 逝ける木下尚江(92)/木下尚江(95)/幸徳秋水の母(100)/円(107)/唯一の宝物(108)/『平民新聞』の頃(110)/野沢重吉君を想ふ(112)/著者小伝(115)-赤羽一(巌穴)/機会を喪つて残念(119)可愛がつて貰つた黒岩さん(121)/故逸見夫人の思い出(124)/千鶴さんを讃へる(127)/自殺は創造なり(130)/有島武郎君の死(136)/死(141)/春月とその死(144)/魂の姿(151)/新居格君を想ふ153

哲人カーペンター(159)/カアペンタア翁の近状(195)/カアペンタアを想ふ(200)/力翁の無政府主義(204)/百年祭(207)/社会革命史上に於けるルクリユの業績209)/バクニンを.想ふ233)/ロマン・ロオランとクロポトキン238)/チエルケソフを憶ふ243)/マラテスタ逝く250)/ゴオルドスミス女史の死(254)/ピエロを想う(259)/20世紀のディオゲネス アン・リネエル262)/亡国民の偉業(271)/ピルスヅスキイの想ひ出(279)/支那の知友達285

編集雑記
平民日記(299)/平民社より(301)/平民社より(303)/平民社より(305)/編輯局より(306)/回顧一年(308)/編輯局より(五日)314)/編輯局より(九日)315)/編輯局より(十日)316)/編輯局より(十一)317)/編輯三月(318)/編輯局より(322)/編輯局より(323)/編集余録(325)/編集余録(328)/千歳村信(330)-権藤成卿「自治民範」/回顧五年(394

小説 脱殻(405)/小説 恋か魔か(420)/ダダイスト清子(420
詩歌抄
獄中随吟(432)/去月廿一日谷中村を訪ふて読める歌(433)/春の歌(434)/春郊外(435)/習作・戯作(436)/短歌三首(439)/死別(439)/谷の水(440)/心澄みて(440)/君は其人なりや(441)/秋の夕(442)/随吟 夜の都(442)/楽しき田園生活(444)/コスモス時代(445
序(447)/木下君へ呈す(449)/編輯事情(453)/ドムにて-ノートより(456
書評一束
『新政経』(佐藤虎次郎著)460/『基督教本義』(海老名弾正氏著)460/軍国の社会政策(『太陽』後藤新平氏)461/『時代宗教』(境野黄洋氏著)464/『無我の愛』北豊島郡巣鴨村無我苑(464)/『新仏教』小石川町六鶏声堂(465)/『良人の自白』続編を読む(465)/小説『労働』を読まず(467)/渋谷定輔君の『野良に叫ぶ』(470)/歌集『鋪道の歌』西村陽吉氏著(471)/『虫・鳥と生活する』中西悟堂氏著(472)/『罰当りは生きてゐる』(474)/『農に生きる』(475)/『近代学校』(475)/『蘆花伝』を読む(476)/津田左右吉著『日本上代史の研究』(478)/『魔の宴』(483

解題(486)/編集ノート496