日本反政治詩集 立風書房刊 1973年10月
編者:猪野健治・長谷川修児・寺島珠雄・向井 孝 109作品(内無署名:4)
目次
日本人へ(照屋美佐枝)/いたくないことの一部(北野昌子)/逃亡しよう(佐久間章孔)/男はつらいよ(無署名)/雨にもまけず(桝川濁)/デモ ゴゴ ロクジ(岩永和朗)/やせのおおぐい(土呂耕)/石(山口昭治)/そるばってん海に行きたかと(津森太郎)/羊山公園(大崎憲二)/時代転換の地揺れ(小田天界)/マンザイ(上原章裕)/帰路(藤田励治)
詩(きよこ)/日ツ本(にしじゅんこ)/なあにかいい事(嶋田豊)/「ざあ・せっくす」より(無署名)/アレ(境月生)/春庭花(上野菊江)/肉体は語るだろうか(伊東由季)/おへその上の詩(和本公一)/裸像(藤本恵子)/二人寝の子守唄って何か母に聞け(ひのもと)
第3章 怒りがゆく 15
すわりこむと(松浦英政)/たたかいの歌(東野伝吉)/民主主義の町を出よう(長田大生)/口を引き裂いてやりたい(武田豊)/過去を現在から解放せよ(田村正敏)/11・30糟谷君人民葬を、<生>の出発点とせよ!!(無署名)/けいさつかんのじんけん(あいかわみちこ)/治外法権(長船清治)/こえ(多田たか子)/戦士のうた(自川透)/ある抗議集会にて(橋本幸宏)/弁証注(星国夫)/優しいうた・ノオトより(條冬樹)/眼(加藤昌一)/文連常任委員会アピール(土方知巳)
第4章 静寂はきなくさく 11
一枚の報道写真(真島憲治)/中間総括(N十1)(真木徹)/菊の紋章一九七一年(山岸重治)/父の日記(北川清)/ヒロシマの空(林幸子)/未来学風のインタナショナルなバラード(長岡弘芳)/咲いた日に(品川美智子)/内難射撃場(金沢一九六一年)(猪奥光愛)/パウロ六世に小さな叫び(吉田正人)/覚書ノート(小池鉄夫)/朝(金丸桝一)
ふりかえったら うんざりした(山野治)/掌-皮革工の-(村上弘一)/紡績工場周辺(きどよしみ)/社長がやってくる(岡本栄)/運河を渡ると(小西誠)/木材工場〔5〕(向井清子)/生(井上弥寿夫)/胴割れ(杉谷昭人)/と思ったわな(佐藤攻)
死体焼却夫への恋歌(小野妙子)/洞穴の中に(大門鉄)/穴を掘る(上野智司)/おれたちの非プリズム(大屋好子)/ドームのうた(泉谷国嘉)/あたしの内なる神聖はくずれ(堀本吟)/「薔薇通信」より(藤本菜穂子)/…使いたくない(渋谷修三)/異国(高山博)/最後の意志(紫色すみれ)
第7章 おおげさだなあ 13
のびたつめ(関口明男)/おおげさだなあ(すぎたけし)/オレたちの村を創ろう(無署名)/悪しき連帯を断ち切り孤独のさすらいに立て(内藤勝也)/闘いに(神田賢一)/「作品2」(清野浩志)/青空(川瀬健一)/卒業するものたちへ(たかはらおさむ)/カレーライスに寄せて(赤垣幾代)/別離(佐伯正博)/歩く者(清水豊)/去り行く友へ(丹山清英)/友へ(早川じゅん)
第8章 殺戮レモン 10
狂詩・世界の終りのまえに(なかやまみきお)/殺戮レモン(石上弘美)/ミスター・モウスグ(阿志津みづえ)/兇状記(信人)/12時はんにたべよ(浅田賢)/赤い提灯(竹内正企)/プロg(夏輪絹)/いんたびゅう「稲木豊実氏の現代」自問自答(稲木豊実)/坂(北見哲哉)/謹賀新年(玉岡松一郎)
雪は嚙みしだく(たなかよしゆき)/ハタチ(林洋子)/街がしょんべんでぬれるわけ(山一兵)/消しゴム(すずきやすまさ)/天気のぐあい(中島明子)/十円銅貨(角谷龍一)/ケッコン シヨー ヨ(小林和巳)/少年の海(香川善彦)
村の女(浜川弥)/マビキ(山本幸男)/秋のこと(草階俊雄)/東九反田・秋(大崎弟)/めいあん(奥田和代)/或る村の池(山本耕一路)/唐きび(池地アヤ子)/花(山野すみれ)/納屋(田村由美子)/そら「亡き父の記」(叫一輝)
あとがきにかえて